転職希望者がコンプライアンスでリスクを負うことも?

コンプライアンスはただ単に法律を守っていれば良いという問題ではありません。

転職者が巻き添えを食う事例も実際に起きています。

参考にしてください。

◇法人のグループ化がすすんだ故の法令順守問題。

コンプライアンス(法令順守)とかガバナンス(企業統治)という概念が日本に持ち込まれたのが10年とか15年前のことで、いまだに企業ごとの取り組みは不透明なままです。

グローバル化がすすみ、ホールディングス化(持ち株会社組織)が顕著となったことで、見ず知らずのメンバーが共同作業をする機会が増え、コンプライアンスの再教育・ガバナンスの再構築が課題となっているのです。

◇“IDカード頼み”の危うい管理体制と転職者の立場。

顔見知りでもないグループ会社の人がやってきて、平気でデータ管理室に出入りしたり、他のスタッフのデスク上の図面をのぞき込んだりすることも、コンプライアンス教育やセキュリティシステム化の緩い企業では、簡単にできてしまいます。

“IDさえ首からぶら下げていれば仲間”と思って気を許してしまう甘さが日本の企業の中には蔓延しています。

実は転職者も立場としてはこのようなみられ方をすることが多いのです。

◇転職して社員になってしまうと仲間扱いされ、ときにはそれがアダとなって、濡れ衣を着せられてしまうことも。

数年前には、横浜にある大手機械メーカーで、転職したばかりの社員が濡れ衣を着せられ、実際に訴訟事件となった事例があります。

長い裁判のあと事実が判明し、その転職者の男性は無罪となりました。

正社員であれ転職組や派遣組であれ、疑いがかけられてしまうような環境(部署)には近づかないようにしましょう。